■ウェストランド ライサンダーIIIA
Westland lysander IIIA
直協機、といわれて、ああ、アレね、とわかる人はどのくらいいるのか、
というくらいマイナーなジャンルに所属するマイナーな機体。
同じような任務に使われたドイツのシュトルヒ、アメリカのグラスホッパー
とかと比べても、いまいちマイナー感が漂う悲しい機体。
英語ではCo-operation
aircraftと呼ばれるジャンル。直協機はその直訳っぽい気も…。
何をやったか、というと、重要書類などの輸送、スパイを敵地に送り込む、
敵地のスパイやレジスタンスに資材を投下する、といった派手な任務から、
将校の移動用、偵察、海難救助まで一通りこなしました。
ちなみに第二次大戦勃発時にイギリス軍が真っ先にフランスに送り込んだのがこの機体。
なんつーか、深読みすると、イギリス人とは友達になりたくないですね(笑)…。
■2005年7月 スミソニアン航空宇宙博物館ウドガー・ハジー別館にて撮影
ご覧のようにパラソル高翼なのが本機も含め、直協機の特徴。
地上とのコミュニケーションがキモですから、視界重要です。
え?立川の九八?(バンコク旅行記参照
)。
ああ、あのユニークな極東の島国のことは忘れましょう(笑)。

主翼全体に前縁スリットが。爆弾も詰めたり、機関銃も載せたりしたそうですが、
エンジンパワー(870hp)を考えると、気休め程度、という気も…。

ボディは鋼管羽布張り。
頑丈そうなごつい脚が、本機がどういう環境下で使われたかを、物語っています。
排気管の処理が独特です。
下から見ると、ワルワル博士のワルワルプレーンってな感じ。
ちなみに本機はカナダでライセンス生産されていた機体だとか。
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