斜め後ろから。
ナウシカに出てきた王蟲のようなというか、ダンゴムシのようなというか、
非常に特徴的なキャノピーです。
その移動レールを見ればわかりますが、後席は完全にむき出しになるまでキャノピーを下げれます。
これは後部座席に銃座を搭載するため。
主翼が途中で一旦、別パーツになったるのもよくわかります。
フラップなど、かなりしっかりた造りですね。

主翼付け根から飛び出した、搭乗時に使う黒いステップにも注目。
こんな位置に、こんな形でついてる機体、ちょっと他に知りません。
変なとこでオリジナリティを発揮してるなあ…。
機体横に飛び出してる棒は、これも搭乗時につかんで、登るためのもの。



エンジンカウルの後部と、胴体の間に、けっこう大きな隙間があります。
最初に見たとき、
「37年初飛行の機体が、Fw190の排気管配置を先取り!タチカワブラボー!日本万歳!」
とか思ったのですが、近づいて見れば、ごらんのように何も無い空間なのでした。あれま(笑)。
つーか、排気管、エンジンカウルの横、という、これまた他ではあまりみない位置から出てるしね。

空冷エンジンの場合、温度の高い地上付近では、熱対策として後部へと空気の逃げ道を造ってやる必要があり、
通常は開閉式のフタ、カウルフラップを取り付けます。
Fw190とか、無い機体もありますが、当然、悲惨な目にあってまして(笑)、
あとからスリットを胴体横に造って、エンジンカウル内の熱い空気の逃げ道を確保してます。
で、この機体もカウルフラップがないので、この隙間は、おそらく空気の逃げ道じゃないかなあ。
開きっぱなしだと、高々度飛行時にエンジンが冷え過ぎるのですが、
この機体はその運用目的と搭載エンジンからして、3000mまで上がったかどうかでしょうから、
まあ、こんなので十分だったのかも。
しかし、この排気管の配置(カウル下からも飛び出してる)、どういう意味が…。


キャノピー部アップ。いや、ホント王蟲だよなあ、この構造。
パイロット席の横には外部から開け閉めするためのボール状の取っ手があります。



水平尾翼は、微妙にMe109っぽいデザイン。
が、かなりしっかりした造りで、タブらしきものまであってビックリ。
この表面に浮き出た模様は何なんでしょうね。羽布張りですが、中の骨組みとも思えず…。
写真は撮ってませんが、これ、垂直尾翼にもありました。

水平尾翼の前の胴体横に、例の棒を差して「尾部を持ち上げて地上で水平姿勢をとらせるための穴」が見えます。
いや、ほんと、かなりしっかりした構造の機体ですよ、これ。
その用途を考えると、日本機としては、ずいぶんと贅沢な造りじゃないでしょうか。


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