■確かにカッコイイ機体かも

機体左方向から。
機首上面のボイレ(コブ)が無くなってるの、わかりますかね。
大きくなった車輪を収納するため、主翼の前面に出っ張りができてるのもG-10の特徴です。

後方から。えらくスマートな機体なのがよくわかります。
主翼上の妙なカバーは、例の大型化した車輪を収容するためのもの、とされてますが、
ホントに?あんなスペース必要ないと思うのだけど…。
いずれにせよ空力的にはオソマツというほかない形状処理で、
追い詰められて、なりふりかまってられなかったドイツの事情が感じられます。
…こういう部分を見ると、この機体、性能的にはダメだったんじゃないかなあ、という気が…。

ちょっとアップで。
例の「主翼後部の2枚刃型ラジエターフラップ」が少し開いてるのがわかります。
さて、ご注目。黒十字の横(手前)にある黄色い三角マーク。
これは、使用燃料のグレード指示なのですが、C3となっています。
ドイツのC3航空燃料は100オクタンの高オクタンガソリンです。
これは1941年前半、Me-109のF-1&2型で一瞬だけ使われたものの、
すぐに供給が止まって、F-3型以降87オクタンのB4燃料にもどされた、というシロモノ。
ちなみにドイツ(&日本)と連合国ではオクタン価の計算法が異なり、
同じオクタン価でも、ドイツの100オクタン燃料は連合軍のより品質は悪く、
ドイツの100オクタンはアメリカ規格だと95〜96オクタンとなります。
過給器の改良がDB605Dの主なパワーアップ要因だったらしいので、
給気圧アップで馬力を絞りだす以上、ノッキング対策で高オクタン価の燃料は
絶対必用条件なんですが(水メタ噴射は現実的には解決策にならない)、
そうは言っても1945年当時のドイツにC3燃料、補給可能だったのか?
実はFw-190の後期型の一部もC3だったらしいので、戦争末期に突然、
また100オクタン燃料の供給のメドが立っていたのか?と前から気になってはいるんですが、
ちょっとまだ裏をとってまっせん。そんなこと、ありえるのかなあ…。
こんなこともあろうかと、備蓄しておいたのかしらん。
ちなみにドイツの高オクタン価ガソリンには例の「アメリカのブラックな取引していた企業」
のエクソンが深く関わっているのですが、脱線するには長すぎる話となるので、
今回はパス(手抜き)。

尾部アップ。少しブレてますがご容赦。
G-10は従来のMe-109とは全く異なる形状の垂直尾翼となっています。
これがどうも木製だった、とういう話でむちゃするなあ。
尾翼の中央部、箱みたいなものがこちらに飛び出してますが、
あれちょうどヒンジの部分で、あの部分の付け根を軸に舵は動きます。
舵が画面向こう側に傾いてるため、こちら側にあの部分が飛び出してるわけです。
ついにで取っ手かよ!ってな舵を動かすための巨大なロッドが出ていたりで、
なんかやっぱりこの機体ちょっと…。

ちなみにこれが従来型。G-2のものです。
全然形状が違うのがわかると思います。
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