■ミステル 見捨ててる
ロンドンにある帝国博物館本館で、天井からブラ下げられているフォッケウルフ190A-8/R6。
シリアル733682のこの機体、主翼にまったく武装が無く、機首上面の機銃口もふさがれてます。
なんや、適当な復元機やのう、と思ってはいけない。
実はこの機体、ヤドリギ合体戦闘機、こと見捨てる、否、ミステルのコントロール機(上の機体)なのだ。
ミステルというのは無人のju88など双発爆撃機の上に子亀のようにFw190などの単発戦闘機を乗せ、
目標付近まで飛んでいったら、下の爆撃機を切り離して突入させ、
パイロットの乗った上の戦闘機だけ引き返してくる、というチョー秘密兵器だ。
そんな目的のため、武装は一切ついてない。
しかし、この博物館、輪切りにしたコクピットだけのゼロ戦とか、
このミステルの上だけの機体とか、微妙に投げやりなものを感じるのは、私だけ?
あ、ちなみに在りし日の姿は「世界の傑作機
ユンカースJu88」のP81に載ってます。
意外に見ることが無いような気がする角度から。
この機体も、武装はないものの、主翼上のバルジは残ってますな。
胴体後部に棒を突きさして、そこからワイヤで釣ってますが、
もともとあの部分には、整備時や機銃の調整時にジャッキアップするための穴が開いてるので、
それをうまく利用してますね。

ちょっと後ろから。
Fw190の水平尾翼はアスペクト比が高い、というかまあ横長なんですが、
この角度からだと、それがよくわかります。
胴体後部と機首部の高さの違いにも注目。
コクピットの位置からわかるように、これでは前、ほとんど見えませんね。
あと、機銃の入った機首部上面、思った以上に複雑な形状ですな。

正面から。ご覧のように完全非武装です。
こうして見ると、アタマでっかちな機体。
このスピナーはグルグル巻きではなく、白黒ツートンのもの。
どちらにせよ、回転させてしまえば、おなじような模様になる気がしますが、
ここらへんの細かい情報はよく知らないのでパス(無責任)。
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