脚周り。
当初Ar234は、速度出しまくった上に、遠くまで飛べ!という、だんな無茶でんがな的要求を満たすため、
徹底的に胴体をしぼりこんで、燃料タンクをたくさん積み込んだ設計がなされました。
その結果、スペースがなくなって、脚が付けられなくなりました(笑)。
どうすんねん、と言ったら三角形の台車にのせて滑走させ、浮き上がったらこれを切り離す、
着陸時は機体下にあるソリで…という、チャレンジャーにもほどがある仕様だったんですね。
さすがにこれは無茶、ということで通常の前輪式3点脚にされたのですが、収納スペースの関係もあり、かなり脚は短い。
あまり見たことのないタイプの前輪です。オレオ部が見当たらんのですが…。中に入ってるのかしらん?
こうしてみると、爆弾、あの位置しかないってなぎりぎりの搭載場所です。
エンジンポッドの下にも爆弾積めた、という資料もあるんですが、ほんとかなあ。
とりあえずこの機体では取り付け不能ですな。



おなじみユンカース ユモ004ジェットエンジン。Me262と同じものです。
さて。
初めに書いときますね(笑)。
さあ、横道にそれまくるぞおおおお!
Me262の所でもチラっと書きましたが、これのエンジンコーン内にはタービン始動用ガソリンエンジンが入ってます。
コーンの先端の丸い穴にある5円玉みたいなのを引いて始動させる、
フィヒテル&ザックス(発音は適当 綴りはFichtel & Sachs)社製4.5馬力 2サイクルエンジン(推定100CC)です。
で、メッサーシュミットとフィヒテル&ザックスのエンジンという組み合わせ、
これは、未だに熱狂的ファンのいるメッサーシュミット三輪車でのコンビと同じなんですね。
でもってこの始動用エンジンが、戦後、その三輪車に流用され、使用されました。
マジですか!マジでーす!
ただし、話はそう単純ではなく、そもそもメッサーシュミットの三輪車、
あれの開発をしたのはフリッツ・フェンド(Fritz Fend)が個人的に経営していたフェンド・オートモービルという会社で、
メッサーシュミット自身の開発ではありません。

先に述べたユモ004始動用エンジン搭載の車も「フリッツアー100」という名で、
メッサーシュミットと提携する前の製品だったりします。
ここでは、大量生産にはほど遠い環境で、先のフリッツアー100も150台程度の生産にとどまってます。
また、車体もかなり小型で、独り乗りのものだったようですね。
この後、彼はこちらも仕事が無くてミシンとか造ってたウィリー・メサーシュミット
(メッサーシュミットミシンは個人的に少し欲しい)に話を持ち込み、
その結果、KR175、KR200などのメッサーシュミット三輪車が生産されることになります。
ちなみにフェンドは戦時中、メッサーシュミットで働いていたようで、ある程度ウィリーと面識があったようです。
以上、完全な余談。でも面白い話でしょ。

最後にもう一枚のせて、おしまい。



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