■ABCEF…すなわちDないん

斜め前から。うーん、カッコイイですね、この角度から見ると。
それにしても、コクピット前の機首部が絶望的なまでに長いのが、あらためてよくわかります。
地上での視界が厭世的気分になるくらい悪かったFw190、それがさらにこれでは、
よほどのベテランでないと、離着陸は相当難しかったんじゃないかなあ。
さらに空に上がってからでもこの鼻っ面の長さは、
視界的にかなりのハンディだったと思いますよ。
ほとんど見えないって、前…。

機首周り、ややアップで。
この角度からコクピットの頭あてが見えますから、逆にいえば向こうからもこっちが見える。
正面はともかく、左右下方向の視界は悪くないですね。

コクピット部アップ。
A型などに比べると頭部のクッションが丸型で、ちょっとでかくなっている他、
なぜか頭部防弾板の後ろにレーシングカーのカウルのようなカバーが付いてます。
ついでにちょっとわかりにくいですが、主翼の手前に、おなじみの
「脚がちゃんと出てるか赤い確認棒」が飛び出してます。
これ、デザインと言い、色と言いほぼ万国共通なんですが、何か同じルーツがあるんですかね。

コクピット部アップ。
風防前面になにか細い影が見えますが、これはその上にある窓洗浄液用チューブのもの。
F&G型あたりからついてる装備なんですが、
よほどオイルが漏れて飛んで来て窓がよごれたのかしらん。
頭部防弾板の後ろに付いた結構複雑な形状のカバー、
この形は後方視界確保のためだと思いますが、そもそも要るのか、カバー?
頭部クッションの位置と機首部分の高さがほぼ一緒、
というかパイロットの頭部の位置によっては、機首部の方が高いのがわかります。
ゆえに前方視界が非常に悪いのですが、これは操縦席をパイロットごと、
機体内に深く埋め込むようなデザインの結果です。
なんでそんなデザインに?といえば、
コクピットの高さを低めに抑えて空気抵抗を減らすため
&エンジンを防弾部としてパイロットを守るため。
Me109もここまでではないものの、似たような構造ですね。
ここらへん、日本機だと
「胴体にそのまんま操縦士乗っけてキャノピーでフタしました」
というデザインばかりで(つまり複葉機のオープンコクピットから空力的に何も進化していない)、
見てるだけでとても微笑ましい気持ちになれます(涙)。
ちなみに空冷型、Fw190Aのコクピット。
上が平らなキャノピー、カバーのない防弾板後部などが大きく異なる点。
頭部クッションがありませんが、これは外れてしまったようで、
本来は空冷型にもクッションはあるはず。
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