■おサルのカゴ屋だメッサッサ

機体後部。尾翼に向け、ギューっと絞り込まれてるデザイン。
水平尾翼が、垂直尾翼の途中から生えてるのもMe109の特徴です。
後ろに見えてるMe262も同じレイアウトなんで、ひょっとしてメッサーシュミット社には
「水平尾翼は垂直尾翼の途中に付けないと減給」というルールでもあったのか。
余談ながら、もう一つ後ろに見えてるのは例の垂直離着陸機のハリアーですが、
これの西ドイツでの試験飛行を担当したのが、Me109で301機撃墜した世界2位のスーパーエース、
あのゲルハルト・バルクホルンだったりします。
(ちなみにJv44で乗ったMe262では、バルクホルンのスコアは0)

尾翼部のアップ。蛇面、いわゆる尾翼の可動部分は、けっこう複雑な形状してます。
垂直尾翼の上に、鬼のツノのようにアンテナが出てるのはFw190と同じデザイン。
ひょっとしてドイツには「アンテナは垂直尾翼と一体化させた上で出っぱらせないと減給」
というルールでもあったのか。

尾輪まわり。
尾輪、けっこう凝った作りです。その右の機体下面にネジ穴のようなモノがありますが、
これはこの後ろの開いてる部分にフタをつけるためのもの。
つーても、当時の写真を見ると、ほとんどの機体で、この尾輪後部のカバーは外れてしまっているので、
何か問題があって外されたのか、よっぽと取れやすいパーツだったのか、どちらかでしょう。
尾輪の前に黒いオビがありますが、これは多分、補強されている部分を示し、
同時にジャッキアップ時は、ここにジャッキを当ててねウフン、という指示。
左上の黒い穴は、他の機体でも見かける、射撃調整及び整備時に、ここに棒を通して
機体後部をよっこらせ、と持ち上げるためのもの。
尾輪式の機体では、そうしないと機体を水平にできないんですね。
8、9といった数字が見えますが、これは胴体の骨組み、桁の数で、まあ、下の図のようなパーツの番号。
8は前から8番目の桁を意味します。
これにいちいちナンバーを打ってある、というのは何のためだが全く不明ですが。なんでしょね、ホント。

きわめて大雑把に描いた機体の骨組みの概念図。
リング状のパーツを桁で貫通してその上から外板を貼り付けてるわけです。
このリング状のパーツのナンバリングが上の数字。
それ以外にもいろいろ書いてありますが、私、ドイツ語は全然わかりません。
なので、あくまで想像ですが、お買い物ならハンス乾物店、安くておいしいミュンヘンビール、
早寝早起きは三文の徳、あるいは平家の落ち武者に機体を持って行かれないように、
ドイツ語で南無妙法蓮とか、まあそんあようなことが書いてあるんじゃないでしょうか。多分。ええ。

コクピットアップ。
これも強烈な逆光ながら、それなりに見えるのは、私の腕ではなく、パナソニックのデジカメの優秀さですな。
角形のキャノピーですが、後部の開け閉めできない後部だけは少し丸みがついてます。
こうしないと、機体の背中部分とギャップができてしまうからでしょう。
例の墜落機体もどきのE型のコクピットと比べると、キャノピー上内側の取手がない、機首部にあった、
小さな三角窓がない、など結構違うことがわかります。
この機体も、照準器付いてますね。
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