■京王線や小田急線は飛べません

コクピットを斜め前から。
四角四面というほかないレイアウト(笑)。視界は最悪でしょうね。
人が乗ってないとわかりにくいのですが、Bf109のコクピットは胴体に「半ば埋め込まれている」
という特徴があります。非常に、位置が低いんですよ。
これはコクピットを機体からあまりはみ出さないようにして、空気抵抗を減らすのが主目的と思われます。
後のFw190なども同じようなレイアウトとなりますが、
その分、前方視界は「射撃照準ができるだけ」レベルという状態に。
これは1920年代のスピード記録用機やレーサー機に近いデザインなんですが、
その時期、飛行機の製造を禁止されてたドイツにその手の設計経験はないはずで、
なぜ最終的にこのデザインにたどり着いたのかは結構謎です。
むしろレーサータイプの設計のプロともいえるミッチェルが設計したスピットファイアの方が
このデザインを採用していても不思議はないんですけどね。
各国の主力級戦闘機で、ほかにこのデザインを採用したのはP51ぐらいでしょう。
ドイツ機の特徴、と言っていいように思います。
これが「ドイツ機的カッコよさ」の秘密の一つなのではないかな、と。

横から。Revi
12系の照準器も残ってます。
コクピットのすぐ後ろにある凹みは、搭乗時に手をかける部分。胴体下には足をかけるステップ部もあります。
Me109のG型はこれが左右両方にあって、どちらかでも乗れます。
機首の高さと比べて、窓枠を見れば、コクピットが一段低くなってるのがわかりますかね。

Fw190のコクピット。機首部と比べると、これもパイロットの位置はかなり低い。
日本人レベルの身長だと、ほとんど前、見えないんじゃなかろうか。
こちらはスピットのコクピット。少し機首部より下がって見えますが、
これは丸い胴体を切り抜いた結果の形状、という部分でしょう。
ドイツ機に比べればほとんど下がってないに等しいレベル。
よって、前方視界は結構広いのがわかります。

…コクピット部の空気抵抗なんざ考えたこともない、というデザインのステキなゼロ戦。
まあ結局エンジンパワーがあれば、そんなのはどうってことない問題なんですが、
日本機の場合、エンジンパワーも悲惨ですから…。
空力的に洗練、とかどの口が言うか。
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