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[1287] 結束力 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/01/05(Sat) 18:51  

宗教を生活規範の手段である、と定義した場合は、全くもっておっしゃる通りですね。
盗むな、殺すな、姦淫するな、神様はいつでも見てるんだよ、というのが
宗教の持つ一面であることは確かです。

そしてこの場合もう一つ、集団がバラバラにならないための結束力としての
宗教規範、というものがあります。
個人の欲望を追及すると他人との闘争は避けられません。
ところが現実には他人と協力して生きてゆかないと、事実上、個人の生存は不可能です。
このため、人は集団をつくるのですが(組織と言うほど高度なものではない集まり)
これは原理原則的に、闘争による崩壊の危機を内包するわけです。

では、どうするか。

これに思いもよらぬ方向から解答を与えたのが古代のユダヤ教です。
彼らは唯一絶対の存在(絶対神)が我々を選んだのだ、我々は選ばれた集団なのだ、
という“優越感”によって、一族の結束を強め、規律を設けてその集団の崩壊を防ぎました。
その力のスゴサは予想以上であり、現在までこの規律で彼らは民族として崩壊せずに居ます。

集団の崩壊を防ぐ規律としての宗教としては砂漠の民の宗教、イスラムもそうです。
集団の規律、というのは逆に見れば強力な排他性ですから、
これに入らないと、商売にならない、という事で
異なる言語圏の連中までが大挙してイスラムに改宗するという事態すら生んでいます。
(イスラム教は言語の理解が大前提となる宗教)

キリスト教の場合はちょっと特殊でして、神への恐れと同時に、
愛が集団を縛る規範になるのですが、
これはちょっと難しい問題が絡んでくるので、ここでは触れません(笑)。

一方で、宗教によらない集団を維持するための規範、とういうのも存在しました。
例えば、古代ローマの結束は共和国時代にしろ、帝国時代にしろ、
我々はローマ市民である、という優越感によって支えられていたと見ていいと思います。
特権階級ともいえる、ローマ市民、という優越感による結束ですから、
その“特権”が国力の衰えとともに薄くなってゆくと、自然、これは崩壊してしまいましたが。

で、この集団の結束力が、東アジアの場合、何に求められたか、というと
宗教でもなく、特権階級の優越感でもなく、単純に血縁関係だったように思います。
が、オレとお前は親戚だ、といわれても、はあ、そうですか、という話で終わってしまいますから、
この結束力の維持には、先祖崇拝という儀式が必要だったのだ、という事だと考えています。
日本書紀などもそうですが、人物の紹介にはクドイほど、誰の息子で誰の一族で
どういった血縁があるのだ、という情報が含まれるのは、それしか集団を維持する“拘束力”が
存在しなかったのだろうなあ、と思うわけです。
(この点、ヤハウェに声をかけられる前の聖書の記述も血縁にやたらウルサイのも興味深い点となります)

この結果、集団の結束を維持する規範という点で同じ原理と考えていい、
東アジアの血縁関係維持の様式は、西洋の宗教に似てしまうのではないでしょうか。
ある意味では、それも宗教かもしれない、と言うことは可能でしょう。
ここら辺りは、結局、宗教に“超自然的な何か”を求めるか否か、という事に帰着することになります。
そして、この点は、個人の価値観でしょうから、結論はでないでしょう。

最後に脱線しておくと、他民族、他宗教、さらに自由の国アメリカの場合、
この結束力を担ってるのは愛国心であり、それを象徴するのが
あの国の皆さんの星条旗好きだろうなあ、とも思っております(笑)。


[1286] 宗教の定義 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/01/05(Sat) 17:56  

管理人さま
仰せの通りで、宗教の定義によりお話は変わってしまいます。
日本人が「お天道様が見ている」と見えざる規範を持ちつつ、無宗教と言うと、西欧人は驚きます。
彼らの定義では、人が見ていない所で悪いことをしないのは立派な宗教規範です。私が思ったのは、そんなものです。

一方で、管理人さまが韓国でお感じなった点について。
仏教には、本来位牌は無く、これは儒教の先祖崇拝の道具です。外国からの圧力により、国家自我が目覚めると、外来のものを否定します。ですから、仏教は、李氏朝鮮でも、江戸末の水戸藩に始まり明治維新の廃仏にも繋がりました。
但し、ここで否定されたのは、仏教という形式で、その根っこには先祖崇拝は揺るぎません。韓国では儒教という形式が親和性がよく、日本の場合には国家神道という変なものを考案しました。 韓国では第二次大戦後、キリスト教徒が増えましたが、かの国のキリスト教徒は、ご先祖よりもイエス様が偉いとは考えないでしょう(別もの扱い)
ですから、時代によりプロトコルは変容しますが、根っこの所は先祖崇拝と血縁社会という「韓国儒教」は、宗教なのだと、私は勝手に思っています(笑)
但し、これを韓国人に言うと、そんな事はないと怒ります。
無自覚な規範を指摘するのは難しいし、それを何と名づけるかは難しいなぁと思っています。





[1285] 巫女 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/01/05(Sat) 03:47  

へまむし入道さん、今年もよろしくお願いします。

とりあえず、シャーマニズムとは何だっけ、というあたりから、
もう一度、きちんと調べて見るといかがでしょうか。

いろいろと得るものがあるように見受けられますよ。


[1284] あけましておめでとうございます 投稿者:へまむし入道 投稿日:2013/01/04(Fri) 21:52  

ちょっと調べてみましたら、韓国の孔子廟は「文廟 (ムンミョ)」といって、国立の儒学校の敷地内にあって、今もその儒学校が元になった成均館大学(鍾路区明倫洞)の敷地内にあるそうです。

朝鮮では民間ではシャーマニズムがわりとあったりします。
日本でも一部である冥婚の風習があるところもあります。

儒教は周礼を元に作られていて、元々は祖先崇拝、天への崇拝といったシャーマニズムの礼拝法から礼法的な部分を抜き出して作られたという側面があるので、わりとシャーマニズムとの親和性が高いのかなと思ったりします。

あとやっと日本の本でエネルギー機動性理論についてまともに書いた本があったんで買いました。
(サイエンス・アイ新書の「ドッグファイトの科学」(著:赤塚聡))

でも残念ながらボイドの名前とエネルギー機動性理論と言う名前とダイアグラムが載ってなくて残念でした・・・。


[1283] 本年 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/01/04(Fri) 16:42  

今年もよろしくお願いします。
文字は老眼の方から少し読みにくい、という指摘を受けたので、
ちょっと大きくしてみました。


[1282] あけましておめでとうございます 投稿者:ヒルネスキー 投稿日:2013/01/03(Thu) 23:29  

今年は何とか自分の悪癖を出さない様にしようと思います。


掲示板の字が少し大きくなった様な……


[1281] 超自然 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/01/03(Thu) 21:18  

今年もよろしくお願いします。

なるほど、その辺りは宗教の定義にもよるのでしょうね。
基本的にユダヤ、キリスト、イスラム、シークのヤハウェ4兄弟、
そしてヒンズー、さらには仏教(ブッダ本人の教えは別)、ギリシャ&ローマ教は、
“超自然的な何か”による救済、あるいは懲罰の回避(神罰の回避)を目的とします。
超自然的な何か、の存在がまずありきなのです。

このあたり、そもそも徹底的な唯物論とも言える儒教には、決定的に欠ける部分です。
この点、砂漠の中の水泳教室のような観があります。

例えば中国の帝国では既に漢の時代から儒教を取り入れていましたが、
これは法令という側面が強く、彼らは土着宗教とも言える
道教系の呪術を捨て去ったわけではありませんでした。

唐などの時代になると、仏教やら拝火教やらが西からやって来て、
そのつど、道教の導師と宗教対決(事実上の呪術戦争(笑))を行ってますが、
この宗教対決に儒教の関係者が引っ張り出された事は無かったはずです。
儒教はあくまで政治の範であり、その点は諸子百家の法家、墨家などと同じ扱いなのです。

この点、朝鮮は中国以上に儒教国家であり、
法令として宗教を駆逐してしまった、という印象が個人的には強いです。
祖先を強く礼拝する、といった辺りは、宗教的な印象を受けますが、
実際はそういった側面を持つ宗教と言うのは、
他には日本の仏教くらいで、他にあまり例を見ません。
この点、自らの祖先を“超自然的な何か”にしてしまうとのは明神、権現を持つ
日本の神道の特徴でもありますが、これが韓半島から来た風習である、
と考えると、儒教によらず、そういった面はあったのだろうなとも思います。

実は昨年の韓国旅行で気になっていたのが韓国に
孔子廟があるのだろうか、という点でした。
あるなら、道教的な、ある意味中国的な儒教、という事になるのですが、
とりあえず、私が歩き回った範囲ではこれを見ませんでした。

おそらくあるところにはあるんだと思いますが、
革命前はそこら中にあったとされる中国に比べて、
韓半島ではあくまで規範としての儒教なのだなあ、と思った次第です。


[1280] 湯島聖堂 投稿者:五反田猫 投稿日:2013/01/03(Thu) 18:55  

本年も宜しくお願い致します。

本文と無関係な突っ込みで済みません。
孔子さまの儒教は、韓国の国民にとって生活の規範かつ暦の上の行事に従っている点から考えれば宗教なのだと思います。
かの国の人が、どう意識しているかは難しい問題なのですけれど。

釈奠(せきてん)というのは、孔子サマを祀る重要な儀式です。 なぜか今の湯島聖堂では4月22日頃にやるようですが、『養老令』の記載では「春秋二仲之月上丁」とあり、本来は9月と2月あたりが相応しいのだと思います。



[1279] 出来 投稿者:アナーキャ 投稿日:2013/01/01(Tue) 22:06  

今年もよろしくお願いします。

絵は常にノリと勢いだけで描いてますから、
まあ、たまたま上手くいったのでしょう(笑)…


[1278] 今度の扉絵 投稿者:まめ 投稿日:2013/01/01(Tue) 20:45  

どうしたんですか非常にいい出来じゃないですか
色使いが私的に好みでたまりませんなw
それはそうと明けましておめでとうございます
本年も面白いお話を楽しみにしております


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