[6272] ドローンと長距離砲撃 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/10(Tue) 21:07
- 個人的に、今回の戦争がこれまでの戦争を大きく変えた点だと思っている、
ドローンによる長距離砲撃の着弾観測&照準調整に関する動画。
かつて海(第二次大戦の艦載機)でも陸(第一次大戦の観測気球)でもやろうとして、成しえなかった戦術です。
なにせ見つけにくい、そして発見しても小さくてなかなか墜とせないドローンゆえの戦術で、
動画中で指摘されてるように、最適の対策はやはりオペレーターを見つけ出して殺す、でしょうね。
すなわち鉄人28号やジャイアントロボと同じ原理。
英語の字幕もあるので理解できると思いますが、ざっと内容を箇条書きにすると
■野砲の戦闘部隊にドローンの運用部隊が付き添っている
■ドローンを飛ばした後、野砲部隊と連携を取り、着弾観測を基に射撃を調整する
■ドローン部隊は直接視認するよりずっと後方で活動するが、それでも前線近くまでは進出する必要がある
■ドローンオペレターには必ず見張りと警護の歩兵が付く
■敵はドローンオペレーターを最優先で殺しに来るので危険性は高い
■迅速な行動と連携が重要である
■利用されてるのは複数の回転翼をもつ、空中静止可能な小型ドローンでTB-2のような大型航空機では無い
■一見すると民生用のものにも見える
■一門あたり100〜115発撃ち込んだ事がある
■正確な砲撃はできないが、大量のロケット弾を一度に打ち込める多連装ロケットで攻撃する事もある
■その場合、最初に一発だけロケットを撃ちこんで、ドローンで着弾位置を観測、諸元修正後に一斉射撃
■攻撃後の成果確認もドローンが行っている
といった感じですね。
しかしウクライナ軍、どうしたのってなくらい、情報バンバン出してきます。もはや勝利を確信したか。https://www.youtube.com/watch?v=0vOFpNW68yE
[6271] 戦況 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/10(Tue) 20:32
- 10日6時のウクライナ軍の戦果発表。
ほぼ全戦域でロシア側の攻勢は止まっているようですが、ドンバスに撃ち込まれたクサビ、
セベロドネツク方面だけは激戦が現状も続いてます。
しかもセベロドネツク中心部から10q圏内まで、南北両方向から攻め込まれており、
最終的にここだけはウクライナ軍が撤退する可能性も考えられます。
と言っても後方に下がる退路は残ってるので包囲殲滅の恐れは無く、危険性はそこまで高くないでしょう。
ただしドンバス地区の主要都市の一つなので、できれば維持したいところか。
この一帯で一度ロシア側の占領を許すと、速攻でロシア化が進められてしまうので。https://www.youtube.com/watch?v=uBMAkkRFi2E
[6270] ロシア側 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/10(Tue) 20:13
- そしてロシア側の発表。
162機 航空機
124機 ヘリコプター
790機 ドローン
299台 SAM(対空ミサイル)
2967台 戦車等装甲戦闘車両
347台 多連装ロケットト(MLRS)
1432門 野戦砲
2778台 トラックなど車両
とりあえず二日間で戦車等装甲車両は72台の増加、トラックなどは62台の増加で
トラックより戦車等装甲車両の方が数多く撃破された、としてますが…
他にも例の黒海の島、ウクライナ空軍が叩きまくってるズミイヌイ(Змiiний)島に対し
8日夜、ウクライナ軍がヘリと上陸艇で占領を試みたが撃退、という報告もあり。
ただしこちらは映像、画像は一切無く、ウクライナ軍の発表も無いので詳細は不明。https://t.me/rian_ru/162532
[6269] 本日の戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/10(Tue) 20:04
- ウクライナ軍による本日の戦果。
数字の動きが変わり、兵員、戦車、装甲車両のみが大きく動き、
その他はゼロになるか、数字が大きく減るかしています。
これが現状何を意味するのか、まだ判りませんが。https://twitter.com/DefenceU/status/1523938127554953217?cxt=HHwWgoCyieTpjqYqAAAA
[6268] 9日の戦況 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/10(Tue) 11:08
- 5月9日、午後6時のウクライナ軍による戦況報告。
ハリコフ、そして南部戦線は膠着状態で、前日まで激戦中だったイジューム周辺も同じ。
逆に言えば、イジューム周辺のロシア側の南下攻勢はほぼ頓挫した、と思われます。
引き換えにウクライナ軍の最前線、セベロドネツクで戦闘が激化、
その中心部から5qしかないВоiводiвка(Vojevodivka)が攻撃を受けたとしてます。
ここは数日前まで攻防が続いていたルビジュネ(Рубiжне)の南ですから、
戦線をロシア軍が突破した可能性高し。
詳細はまだ判りませんが、どうも西のロシアの拠点、イジュームと、
東のウクライナの拠点、セベロドネツクの奪い合いの状況で、
どっちが先に陥落させるかの戦いになっているようにも見えます。
位置的にはセベロドネツクの直ぐ北にまで迫っているロシア軍が有利ですが、
イジュームは北からも包囲を受けつつあるようで、さて、どうなるか。
https://www.youtube.com/watch?v=uX7W05S3IRo
[6267] ウクライナ戦車兵 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/10(Tue) 10:46
- ウクライナの戦車兵に対するインタビュー。
内容をざっと並べると
■ウクライナ軍の戦車兵には2014年の内戦経験者が多い。
■侵攻後に召集され(退役兵だった)基地に向かうと、車両は整備が必要なものばかりで整備に数日かかった
■ロシア軍の装甲車両(MTLB)はソ連時代の旧式な装備と最新車両が混在していた、
■T-80BVMなども見た
■自身は戦車どうしの戦闘には参加しなかったが、強力な装備を持つBMP-3などを相手にした
■ロシア側は攻勢に出るのに積極的では無く、すぐに地面に陣地を掘って現地に防衛線を造りたがった
■ロシア軍は当初、ロケット、航空支援を全て投入した総攻撃を仕掛けて来た
■ちなみに2014年のドンバス内戦の時は、せいぜい短距離の砲撃(迫撃砲の事?)だけだった
■ロシア軍もドローン誘導の間接射撃を行っており、Orlan10が部隊に張り付いてるのが見えた
ちなみに現地で部隊のマスコット(Talismanと言ってるが)としてオオカミが採用された、という話も。
ただし当初はオオカミに似た犬だと思って飼っていたら、実は本物だったそうで、
夜間に何か接近して来るのを教えてくれ、部隊の警備にも貢献した、との事。
前線部隊における犬の採用は第一次大戦以来のヨーロッパ戦争の伝統ですかね。そしてやはり犬派優勢か。https://www.youtube.com/watch?v=oxSHBAjmM5M
[6266] 戦死 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/10(Tue) 10:02
- ウクライナ海軍航空軍の副司令官であるIгор Бедзай(Igor Bedzai )が大佐が
作戦行動中に戦死した、との報告。
ウクライナ側の戦死では最高地位の人物となります。
ヘリコプターで移動中に駆逐艦からのミサイルで撃墜され、ヘリの乗員も含めて全員が死亡したようです。
黒海でウクライナ側の反撃が始まりつつありますが、ソ連側の艦隊防空システムは
一定レベルでまだ生きてる、という事になります。https://mil.in.ua/uk/news/zahyshhayuchy-ukrayinu-zagynuv-lotchyk-polkovnyk-igor-bedzaj/
[6265] 勲章 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/10(Tue) 09:48
- ウクライナ軍の爆弾探知犬のパトロン(Patron)にゼレンスキー大統領が直接勲章を授与した、という報道。
やはりウクライナ政府内の権力闘争で、犬派が猫派に勝利した可能性が高いです。https://twitter.com/DefenceU/status/1523641886774525954?cxt=HHwWhIDQoaaOiKUqAAAA
[6264] 旗 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/10(Tue) 09:40
- 未だマリウポリでがんばるアゾフ連隊が、その最終拠点であるアゾフスタル工場において、
ソ連の戦勝記念日である昨日に掲げた、とされるウクライナ国旗。
…いや、どうやって撮影したの、これ。
すでに前線を突破して、外部からドローン飛ばせる状況なのか。
逆にそっちが気になるのですが…https://twitter.com/DefenceU/status/1523732519203471360?cxt=HHwWgICsveapsaUqAAAA
[6263] 戦況 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/09(Mon) 20:05
- 盛大な数字の戦果発表が続いてますが、9日朝6時のウクライナ軍による戦況報告は大きな動きなしです。
その代わりドンバス地方に投入されてるロシア軍の報告があったのでまとめておきます。
その顔ぶれはほとんど変わってませんが。
ロシアの拠点イジュームと、ウクライナの拠点スラビャンスクの間、
両者から約20qの重要拠点、Сулигiвка (Sulyhivka)〜Нова Дмитрiвка(Nova Dmytrivka)
を結ぶ戦線、おそらくロシア軍による最後の攻勢が行われてると思われる地区に
■第68軍団(68-й армiйський корпус)
例のサハリンから連れて来られた部隊。現状、ここが主力部隊になってる印象がある。
それ以外のイジューム周辺にいる部隊として
■第29統合軍
ブリヤート共和国からやって来た部隊。南部戦線から呼び出され、今もここに張り付いている。
■第36統合軍
例のチェルノブイリからやって来た部隊。
■第35統合軍
■第一親衛戦車軍
開戦当初からこの一帯に展開してる部隊。おそらく累積損失は膨大で、
ほぼ戦力にはなって無いと思われるが詳細は不明。
そして第20統合軍はやはり行方不明のまま。https://www.youtube.com/watch?v=8NHUBtGkU0Y
[6262] ウクライナ空軍 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/09(Mon) 19:30
- これまで全くと言っていいほど情報が無かったウクライナ空軍の活動ですが、
ここ数日で、突然、堰を切ったように多くの映像が公開されてます。
地上攻撃に特化した装備の事、超低空を飛んでる事から、ウクライナ国内でも
ロシアの誘導地対空ミサイル(SAM)の脅威は完全には払しょくされて無いと思われますが、
それでも、これだけ情報が出て来た、という事は何か転換期を迎えた、と見ていいでしょう。
それが何を意味するかは、今の所、まだ不明ですが。
ちなみに映像は最初がSu-24、次のごちゃごちゃ装備がSu-25、最後が以前にも紹介したSu-27。
Su-24が出て来た、という事はこの戦争も可変翼機が参戦した戦争になりましたね。
ついでに最初のSu-24、11秒当たりで対空ミサイルに追い越されません?
最初に一瞬、黒煙を吐くのは逃げ切るためにアフターバーナーに点火してる?https://mil.in.ua/uk/news/ukrayina-zbilshuye-intensyvnist-aviaudariv-po-rosiyanah/
[6261] イジューム 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/09(Mon) 19:26
- ロシア軍のドンバス地方北方拠点、激戦展開中のイジュームの北にある兵站基地をウクライナ軍が叩いた、とする記事と映像。
地上部隊が突入したわけではなく、例によってドローンの着弾観測による遠距離射撃による攻撃ですが、
それでもここまでウクライナが砲撃範囲内に収めたのなら、間違いなく、イジューム、包囲されつつあります。
今度はロシア軍が正念場でしょう。私の知る限り、ロシア側に予備兵力はありませぬ。https://mil.in.ua/uk/news/vesele-i-zabavne-ukrayinska-artyleriya-nakryla-sklad-i-bazu-tehniky-rashystiv-v-izyumskomu-rajoni/
[6260] 政府公式 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/09(Mon) 19:00
- 誰かがやるだろう、と思っていたらウクライナ政府が公式アカウントでやって来ました。
本日の戦勝パレードで、ウクライナから分捕って来た家電品を自慢げに搭載する装甲車にヘリコプター。
途中で映る運転席の文章も本来なら国家英雄がうんぬん、の部分に戦利品について自慢げに書かれてます。
ただしこれ、今年の映像じゃないよね。https://twitter.com/Ukraine/status/1523574072990261248?cxt=HHwWgICjmYKj6aQqAAAA
[6259] 本日の戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/09(Mon) 18:53
- ウクライナ軍による本日の戦果。
数字の動き、変わらず。これ、話半分に聞いても、現地のロシア軍、壊滅しつつある事になりますが…https://twitter.com/armyinformcomua/status/1523563355524370432?cxt=HHwWgMCo7Zaz5KQqAAAA
[6258] 戦況 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/08(Sun) 20:57
- ウクライナ軍による8日朝6時の戦況報告。
やはり全般的に戦闘は散漫になっています。焦点となっているリマン地区ではШандриголове(Shandryholove)を
ロシア側に奪われた、としてますが、ここはリマンよりも北であり、逆にロシア軍、押し返されてるような印象も。
とりあえず、やや戦線は落ち着きつつあるように見えます。https://www.youtube.com/watch?v=VbQgccIqqGY
[6257] Su-27 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/08(Sun) 20:51
- オデッサ沖の黒海にあるズミイヌイ(Змiiний)島をウクライナのSu-27 二機が爆撃する赤外線映像が公開されてます。
ウクライナ空軍機の映像は極めて珍しく、Su-27は私は初めて見ました。
この島、ロシアが占領したモノの、以後、徹底的に叩かれており、とくに巡洋艦モスクワが沈んだ後は
艦艇による防空カバーが無くなったのが、ウクライナ、やりたい放題ですね。
この攻撃はロシア側も認めてますが、Su-27は二機とも撃墜した、さらにはドローンのTB-2も墜とした、としてます。https://mil.in.ua/uk/news/ukrayinski-su-27-rozbombyly-rashystiv-na-ostrovi-zmiyinyj/
[6256] ウクライナ側の戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/08(Sun) 20:43
- でもってウクライナ側の本日の戦果。
数字の動き、全く止まってません。そろそろ二週間を超える激戦になります。https://twitter.com/DefenceU/status/1523228717564440576?cxt=HHwWgMDR4deczKMqAAAA
[6255] 正直なロシア 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/08(Sun) 20:38
- 開戦いらい二カ月ぶりにРИА Новостиが詳細な戦況報告を発表。
すでにウクライナ側の公表してる事実のほとんどを裏付けてます。
あれ、いいの、そんなに正直で…と思いますが、どうしたロシア。どうしたРИА Новости。
地図上で赤い部分がロシアの影響圏で、驚くほどウクライナ側の発表と一致します。
例外的にハリコフ(Харьков)〜イジューム(изюм)の間は、ウクライナが主張するより広い範囲を
ロシア軍が抑えていることになってますが、ほぼ正直な報告と見ていいでしょう。
ついでに本日までの戦果。
16の飛行場(占領したのか破壊したのか不明)
295台 対空ミサイルシステム(SAM)
2895台 戦車等装甲車両
1364門 大砲
333台 多連装ロケット(MLRS)
152機 航空機
112機 ヘリコプター
762機 ドローン
2716台 トラックなど車両
…あれ、トラックなどは別集計じゃん。
となると、本気で戦車等装甲車両を2895台撃破と主張してるのか。ただしこの三日の増加は61台と
比較的現実的な数字になっています。実際、ウクライナ側もそれなりの被害は出してるはずですしね。https://ria.ru/20220312/karta-1777737018.html
[6254] イジューム 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/07(Sat) 22:34
- 現状、ウクライナ側の発表を信じるなら、ハリコフ周辺は南側を除きほぼ奪回、
こうなると逆にロシアの拠点、イジュームがウクライナ側の勢力圏内に取り残された突出部になりつつあり。
[6253] 戦況 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/07(Sat) 20:46
- 5月7日朝6時のウクライナ軍による戦況報告。
ハリコフ、ドンバス、そして南部の全戦線で大規模戦闘の報告は無く、
敵は砲撃と偵察を行っている、とだけ述べられてます。
そろそろロシア軍の攻勢、限界に入りましたかね。あるいは最後の攻勢前の休止状態なのか。https://www.youtube.com/watch?v=lB0DJTfh9ZE
[6252] 本日の戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/07(Sat) 20:28
- ウクライナ軍発表の本日の戦果。
数字の動きは止まってません。https://twitter.com/DefenceU/status/1522857896576532480?cxt=HHwWgIC-jYjMo6IqAAAA
[6251] 本日の戦果 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/06(Fri) 20:37
- ウクライナ軍による本日の戦果。
数字の動き、止まりません。ロシアが大攻勢に出てからそろそろ10日。
前にも書きましたが、弾薬、燃料の補給準備期間が一か月しか無かった事を考えると、
あと数日で限界が来ると思われますが…https://twitter.com/DefenceU/status/1522502745323933696?cxt=HHwWgMC4icWLgqEqAAAA
[6250] 地図 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/06(Fri) 16:36
- さすがに文字だけの説明では無理があるので、地図を造って…
と思って作業してたんですが、そもそもドネツクとルハンスクの州と人民共和国の
実効支配地区の違いから説明せんとなんでマリウポリがあんだけ争点になったのか判らんよな、と思う。
そんなのまで説明してたら簡単には終わらないし、記事にまとめても恐らく一年で古くなってしまうし、
という事で、これまでの時系列と触れてなかった部分と地図をまとめて増刊にする方向で考えております。
なので現状は、当分、このままで我慢してね。学生さんは例によって無料にする予定なので。
[6249] 戦況 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/06(Fri) 11:45
- 5月5日18時のウクライナ発表による戦果。
以前戦闘報告があったドネツ川沿いの街、ハリコフの東約40qに位置する
Старий Салтiв(Staryi Saltiv)はウクライナが奪還、
北東からハリコフに入る幹線道路、T2104を完全に抑えてるようです。
ただしロシア側もドネツ川沿いの戦線維持を諦めてないようで、再度攻撃があった模様。
ウクライナ側の発表だとこれを退けた、としています。
ドンバス一帯の戦闘は継続中。
その中で開戦から踏み止まっていた第一親衛戦車軍に所属する
第4機甲師団(4-та танкова дивiзiя)が損失に耐えられず撤退。
さらに独自に活動していた空挺師団、第106空挺師団(106-та повiтрянодесантна дивiзiя)
も損失が大きすぎて戦線から下げられたようです。というかこの師団がウクライナに入ってたの、初めて知りました。
急遽投入されて、速攻で壊滅してない?いずれにせよ戦線から二個師団が居なくなったら、ロシア、正念場でしょう。
さらにセベロドネツクの北のルビジュネ(Рубiжне)、同じく南のПопасною(Popasna)が
引き続きロシア軍の攻勢を受けている、との事。やはり南北からの挟撃、がロシアの基本戦略のようです。
悪い考えでは無いのですが、ここまでウクライナが攻撃に耐えている以上、不利でしょう。
攻める方が圧倒的に弾薬も兵員も必要ですから。
さらにもはやおなじみ、リマン地区での戦闘も続行中。後は各地で砲撃、ロケット攻撃が続いてるのもこれまで通り。https://www.youtube.com/watch?v=DOai2MRssOs
[6248] ロシア側 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/05(Thu) 19:48
- 本日はロシア側の戦果発表もあり。
149機 航空機
112機 ヘリコプター
726機 ドローン、
288台 対空ミサイルシステム(SAM)
2834台 戦車等の装甲戦闘車両
325台 多連装ロケット(MLRS)
前回から四日でドローンが62機も増えてるのは胡散臭いですが…。
戦車等の装甲戦闘車両も156台増加とちょっとあり得ないであろう数字になってます。
そんなにウクライナ軍に装甲車両あったら最初から苦労せんわ、という。
あるいはトラックだろうが何だろうが、ここに計上してる?
この辺りどうもロシアの情報は信頼性が…という部分ですね。
https://t.me/rian_ru/161778
[6247] ウクライナ軍発表 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/05(Thu) 19:42
- ウクライナ軍による戦果発表。
引き続き、数字が動いてます。ここで引いた方が負け、的な戦闘になって来ました。https://gur.gov.ua/content/zakhysnyky-ukrainy-znyshchyly-vzhe-blyzko-24-700-okupantiv.html
[6246] ウクライナの主張する現状 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/05(Thu) 11:16
- なぜか軍事には直接関係ないウクライナ政府ののStratcom Centre UA、
戦略情報セキュリティ、情報センターが5月4日夜に発表した最前線地図。
ハリコフ(KHARKIV)から40q圏内をウクライナ軍が掌握した、としてます。
ハリコフ周辺の赤い部分が未だロシア軍が掌握してる土地、そしてその下に引かれた赤線がが現在の戦線。
大筋で嘘は無いのですが、ドネツク(Donetsk)州の北部は先に見たように両者が入り乱れて戦闘中。
よってルハンシク(Luhansk)西側のウクライナ軍突出部はもうちょっと上下が狭いはず。
そして西のムィコラーイウ(Mykolaiv)周辺も未だ乱戦中なので、ちょっと話を盛ってる感はあり。
それでも現状を理解するには一定の参考にはなるでしょう。
ちなみにロシア軍、押されてるのは事実ですが、一本線で結べる前線を確保してます。
マリウポリの事実上の陥落で、この一体化された戦場が完成、防御には有利です。
私がウクライナの司令官なら、ドネツクの西から一気に南下、マリウポリの周囲でこの廻廊を絶ちますが…
https://twitter.com/StratcomCentre/status/1521838951526457345
[6245] 戦況 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/05(Thu) 11:03
- ウクライナ軍発表による5月4日18時の戦況。ロシア側はやはり砲撃中心の戦闘に終始してます。
ただしドンバスにウクライナ軍が撃ちこんだクサビであるスラビャンスク〜セベロドネツクで戦闘が継続中。
東西に広がる両地区の連絡を絶つため南下中のロシア軍は引き続き、リマン(Лиман)を攻撃中との事。
ただし先に侵出したはずの、南東地区、Сiверськ(Sivers'k)の名は出てこず、
むしろリマンの北にあるОлександрiвка(Oleksandrivka)でロシア軍が陣地構築を始めて失敗、
という報告があるため、この一帯ではウクライナ軍が押し返しつつある可能性高し。
(Oleksandrivkaはハリコフ、ドネツク、両地区に同じ地名があるので注意)
一方、南部、ドネツク方面からスラビャンスク方面に向けてロシア軍が北上する動きも活発になっており、
セベロドネツクから約20q南の一帯にあるОрiхове(Orikhove)、Попасна(Popasna)、
そしてスラビャンスクから約25q南のКомишуваха (Komyshuvakha)での戦闘が報告されています。
(ウクライナには同じ地名が複数あるのが普通なので注意。これらはドネツク州のものである)
現状、これらの攻勢は全て退けられてるようで、ドンバスにおけるウクライナ軍突出部はロシア軍ホイホイ状態、
これらをここに引き付けて、全て磨り潰してしまってます。この状況が続くと、さすがにロシア軍、立ち直れませんぞ。
同時に南部のヘルソン州〜ムィコラーイウ州一帯でもロシア軍は動いてますが、現状、大きな戦闘は起きて無いようです。https://www.youtube.com/watch?v=5VMznYLnpgs
[6244] いろいろ 投稿者:アナーキャ 投稿日:2022/05/05(Thu) 10:48
- ヒラオさん、お久しぶりです。ワールドカップ以来でしょか。情報どうもです。
我が家の場合、地上波アナログ放送終了後、TVが無くTop Gearを見るために加入した面があります。
そこでGTの存在を知り、こちらもありがたく見せてもらいました。
あの回、日本未放送でしたか…。UP!は最後、涙なしでは見れませんでした(涙)。
プライムビデオのTop Gearは見れるシーズンが結構な頻度で入れ替わるので、
御覧になるなら早めの方がいいかもしれませぬ。
うどんさん、ドンバスにおけるウクライナ軍の動きは、わざわざ敵の防御の固いところを避け、
脆弱な場所を複数同時に遅い、敵の処理能力を飽和させて主導権を握る、
ボイドとアメリカ海兵隊が完成させた、機動戦闘、MANEUVER WARFAREをやってない?
と思いながら状況を観測してます。
MANEUVER WARFAREは一時、海兵隊内でも効果が疑問視され議論が続き、
2018年ごろからようやく本格的な取り入れが再開されたのですが、
これがその実例だとすると、非常に興味深いものがあります。
ただし偶然、適当に戦っているだけ、という可能性も捨てきれないので、もう少し情報集めます。
[6243] ウクライナ 投稿者:うどん 投稿日:2022/05/05(Thu) 09:50
- ウクライナ情報、追いかけさせてもらってます。
現代、OODAループは活きているのか気になるところ。
両軍ともにSEAD/DEADをできない砲兵戦になっていますが、ボイドさんの作ったF16+OODAループ=DEADだったりしてとか思いました。