■題材はいろいろだ



十王頭形冑。これも徳川家が靖国神社へ寄贈したものですが、
安土桃山時代の冑となります。
横にあるヒサシでちょっと判りにくいですが、これ、閻魔大王とかが被ってる帽子ですね。
地獄の使者、といった感じなのかもしれませんが、微妙な気もします…。
現状、大分塗装が剥げてしまってますが、当初はキンキラキンだったような感じ。
目立ったでしょうね、これ。
とにかく目立てばいい、という発想はどうも90年代の暴走族ヤンキーに通じるものがあるな、この辺り。



横から見るとこんな感じ。左が正面です。
縛ってある縄は漆塗りなんですが、これも金属製だとすると、相当な技術ではあります。



後ろから見るとよく判りますが、ヒサシ部分にも微妙なカーブが付いていて、
相当、手が込んでます。


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